恐山・釜臥山

むつ市といったら恐山は有名なポイント。しかし実は恐山という山はここには存在しない。
大湊の風景にそびえるのは釜臥山。その向こうにある山岳一帯の総称が恐山だ。
コンデジによる望遠撮影。これで118ミリ相当↑。さらに寄って260ミリ↓。
おだやかな陽光のせいだろうか、恐山のある風景は全くおどろおどろしくなどない。
むしろ安息感すら漂っていた。それにほっとする。

大湊・太平神明宮

駅前通りにみつけた古い神社。
そこから木陰をぬって坂道を登ると願求院というお寺。
なぜか色鮮やかなクジャクがいた。10月の北国の空気は晴天でも冷たい。

大湊町歩き2

寒い土地では害虫による浸蝕が少ないせいか、味わい深い古い家の風景が残る。
下北では津軽地方より積雪も少ないため、さらにその傾向が強まるように感じる。
また町のあちこちに水流があり、飲用もできるようだ。
黒光りする板壁のシンプルな造り。
廃屋もあれば、もちろん真新しいモダンな住宅も並ぶ。
繰り返された修繕跡はアートのようなパステルカラー。

この日の快晴のせいもあるが、どこかのんびり暖かさのある町であった。

大湊駅

抜けるような秋の空の下。大湊駅に到着した。
JR東日本としては最北端。てっぺんの終着駅だ。
改札口からはすぐ目の前に大湊の海が輝く。
どこまでも続く線路も、ここでぷっつりと終わる。あっけない。
そしてここから始まる。古い駅名看板は昔からのものだろう。歴史を感じる。

線路の果て

JR東日本の最北端まで行ってみよう
人影もない荒川踏切。通過する列車は日に8〜9本ほど。
地面すれすれにカメラを構えてみる。列車は来ないとわかりつつもドキドキ。