小川原湖の八重桜

小川原湖一帯に植えられたソメイヨシノはもう終わり
咲いているのは八重桜ばかり。
明るい日差しがいかにも春。
しかし気温は結構低め。


小川原湖伝説の姉妹像

小川原湖のほとりには2体の女性像が建っている。
もう1300年も前のこと。京都の公家・橘中納言道忠卿がこの地に居をかまえ
その父を追ってはるばる旅をしてきたという玉代姫・勝世姫姉妹の像である。
たどりついた旅の末、残念ながら父親はすでに亡く、姉妹もわかれわかれになり
玉代姫は姉沼、勝世姫は妹沼(現在の小川原湖)に入水したという哀しい伝説だ。
交通も通信手段も現代とはまるで違う時代のこと。
その旅の過酷さに耐える心身の強さを感じさせる銅像であった。

小川原湖土産などでは旅装束姿の姉妹のほうが一般的だろう。
湖の正面に目立つ大きなアーチの上にも飾られている。
左が姉の玉代姫、右が妹の勝世姫。
ポンと開けた空間にどこかシュールな味わいを醸し出していた。

つながる橋脚

 気がつくと新幹線の橋脚はほぼ完成していた
 トンネル部分の多い路線で市内を眺められる数少ないポイント

小川原湖のオオバン

波立つ小川原湖の水面に黒い固まりがいくつもぷかぷか。
マイペースに波乗りを楽しんでいるのはオオバンらしい。
灰色がかった黒い体躯に白い額とくちばし。
案内板によるとこの地域に生息するたくさんの水鳥たちの一種。
暖かくなって南から来訪したとみえる。

象の檻

小川原湖一帯はいくつかの沼を配する静かな湖沼地帯。
そこにはもうひとつの側面も備える。
隣接する米軍三沢基地に付随する円筒形巨大アンテナ。
通称象の檻、AN/FLR-9。直径約440m、高さ約37m
冷戦時代に電波傍受施設として活躍したそうだが今は昔。
老朽化と技術刷新の流れで2013年より撤去が始まる
情報戦は水面下。
電波の世界は変貌させつつ今も緊張は続いているのだ。

湖畔のヤエザクラ

小川原湖畔にはたくさんの桜の木も植えられている。
5月中旬ともなれば、さすがにソメイヨシノはもうない。
そのかわり、そこここにヤエザクラ。
気温はまだ低めなのだが、日差しが心をやわらげる。

LAKE OGAWARAKO PARK

小川原湖は下北半島の付け根ちかくにある大きな湖。
汽水湖としては面積は国内5番目、水深は最深。
全貌を見下ろせるような山などがないためその広さを実感しにくいが
関東/北海道間の航空路上にあるので、飛行機利用者には認識度あるかも。
冬には氷結する湖面でワカサギ釣り、春は桜
夏場には水遊びにキャンプに、と四季を通じて楽しめる。
とはいえ、桜の終わった5月の平日は人影はほぼなし。
のんびりひなたぼっこでも。
湖面は強い風に吹き付けられ、かなり波立っている。
水は予想以上に透明だった。