八甲田・変化自在

本格的に暗くなってきたので市内に戻ることにしてからドラマが始まった。
予想外に太陽が顔を出し、くすんでいた色彩が躍動する。
雪と紅葉と太陽のタイミングは微妙なものだ。
同じ場所同じルートできても毎回違う風貌をみせるのが山の面白いところ。
その日最後の山の輝き。

酸ヶ湯・地獄沼

酸ヶ湯から散歩できる距離に地獄沼がある。
硫黄の匂いともうもうと立ちのぼる湯気。

酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉は通年営業の温泉施設。
正面入り口。入って左手に温泉入湯の受付がある。
今シーズンお初のつらら。あたりに漂う強烈な硫黄臭。
こちらは宿泊棟。本物のレトロ建築だ。
昔風の売店には山の味覚がならぶ
長期湯治客もいるせいか、自炊用の食材などもあった。
蕎麦処では十割そば。
なぜかこの山奥に迷い猫?(小屋らしきものもあった)

田茂萢沢・寒水沢

八甲田ロープウェイ駅をすぎ、小さな流れがいくつか交差していた。
流れ流れて下湯ダムの方へ。青森の水源のひとつでもある。
指3秒が限界の、氷水の流れ。

八甲田の紅葉・極彩色

萱野茶屋を出発して、国道103号(八甲田十和田ゴールドライン)をいく。
今回の紅葉の山場はここからだ。雪のハイライトでさらに鮮やか。





萱野茶屋

高原のはずれ、八甲田の山道の手前に休憩所がある。
熱い茶をふるまわれ、心温まるのは昔も今も。

萱野高原・鈍色のむこう

山の変わりやすい天気は寒々しさをいっそう醸す。
萱野高原の開けた空間はなにか別次元なものさえ感じさせる。
雪と鈍色の灌木のむこうに、炎のような色彩がおどる
雪シーズン初めならではのコントラスト